「正しい副業」は本業を極め横展開して作る

「副業」に注目が集まっています。政府が推進する働き方改革の一環で、副業・兼業の推進が打ち出され、個人にとってはキャリア形成や収入の増加、企業にとっては新たな事業機会の発掘や人材確保といったメリットがあると言われています。

転職市場にはどのような影響があったでしょうか。当社のキャリアコンサルタントにアンケートをとってみたところ、「副業したいから転職を希望する」という転職希望者はいませんでした。

「どうせ転職するなら副業できるような会社だとうれしい」というくらいのトーンが一番多く、あとは「すでに不動産投資をしているので、OKしてもらえる会社でないと転職できない」という人がいたくらいです。

一方、企業側の話を聞いてみると、在宅勤務やリモートワークの導入と同じ働き方改革の一環として副業を検討しているところが主流でした。ただし、矛盾するようですが、通常の中途採用において、転職希望者が「副業がしたい」と言ってくるのはあまり嬉しくないやりとりだと考える会社が多いようです。

「この人はちゃんとうちの仕事にコミットしてくれるのだろうか?」
「真剣に業務に打ち込んでくれるかな?」

そんな疑念が生まれるためです。とくに、オーナー経営者はこの傾向が強く、ある経営者は「本気で仕事に取り組んでくれなさそうだから嫌ですね」とはっきり言っていました。働くモチベーションの一つは稼ぐことですが、他にも収入があると必死で稼ごうというエネルギーが削がれる、と捉えられるわけです。

副業してOKな人の
技能と雇用条件

一方で「こういう人は副業してOK」というパターンも見つかりました。

それは、高度な知見や技術を持っている人で、企業はぜひそれを欲しいが単独で雇うには人件費が高すぎる、あるいは毎日出社してもらう必要はなく、週に1度来社していろいろ見てもらえると非常にありがたい、といった場合です。

要するに、高度で高額な技術や知見を複数の会社とシェアするというイメージで、IT系やウェブ系でよく見かけます。

おそらく、スムーズな副業の発生はこういう形なのだと思います。もともと自分がやっている業務があって、そこで得られた知見や技術を勤務先以外のところから求められるようになり、「自社とは競合しないのでやっていいよ」という形で始まっていくのです。

「大企業の部長」だけでは不十分
本業から副業を生み出す方法

一口に副業といってもいろいろな形があります。オークションサイトで安く仕入れた商品をフリマアプリで売りさばいたり、不動産投資をしてみたり。アフィリエイトサイトをつくって稼いでいる人もいるでしょう。基本的には、やりたいことがあればあまり堅苦しく考えず、問題にならない範囲でチャレンジしてみればよいと思います。

人生100年時代を迎え、一つの役割だけで職業人生を全うすることは困難になっています。「大企業の部長」という一つの役割だけしか持っていない人は、定年でそれを失った途端、どこにも居場所がなくなって濡れ落ち葉と化すわけです。自分の役割はたくさんつくっておいたほうがよいでしょう。

社会の中でどれだけの役割を持っているかは、人生の豊かさに通じます。「たくさん役割を持つ」ことが、これからのキーワードになると私は考えていて、その意味でも副業にチャレンジするのはよいことです。

ただし、本業から離れた領域でお金儲けをするのもよいですが、どうせ手間と時間をかけてやるなら自身の強みを活かし、キャリアを発展させていく形が望ましいし、そこは分けて考えたほうがよいと思います。

では、どうすれば本業から副業を生み出せるでしょうか

たとえば、営業のプレーヤーとして優れた成果を出している人であれば、周辺のテーマも勉強もしながら自分の知見をまとめ、体系化し、社内の教育トレーナーとして新しい役割を増やす。さらに、外部でも通用する内容にブラッシュアップすれば、社外に営業研修として提供することも可能になり、立派な副業となっていきます。

営業に限らず、どんな業務でもそうですが、ちゃんと目の前の仕事に向き合い成果を出し、その知見を練っていくとバリューが生まれます。そうなると周囲の人たちが放っておかなくなり、「うちでもやってよ」と社外からも声がかかるようになります。あるテクノロジーにおけるエバンジェリストはそのよい例でしょう。

本業を極め、横展開して新たな役割をつくると、結果としてそれが副業になっていくのです。 (Diamond online)

 

 

この記事での本業を極めてからというのは、色々手を出してもどれも中途半端になってしまうというのは正論かと思います。

ちゃんと目の前の仕事に向き合い成果を出し、その知見を練っていくとバリューが生まれます。そうなると周囲の人たちが放っておかなくなり、「うちでもやってよ」と社外からも声がかかるようになります。

ただ上記あるように、信用の置ける人間関係も同時に構築していく必要があります。通常しっかり仕事をこなして行けば信用は気づきあげて行けますが、将来独立や自分で稼いでいく気持ちがあれば普段より挨拶や人に話しかけて行けば人間関係の幅が出てくるかもしれません。

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