オンライン録音スタジオ Jam Studio、音楽活動をどう変える? 楽曲制作も“ギグエコノミー”の時代へ

インターネットがあればどこにいても、何をしていても即座に世界中の人と人とがつながることができる今の時代。物理的な「距離」は何かをする上での障壁ではなくなった。今回紹介する「Jam Studio」は、まさにそんな時代ならではの新しい音楽体験を生み出しつつある。

スタジオはもういらない?

Jam Studio

Jam Studioはスマホ一つだけで音楽をもっと楽しむことができるアプリだ。Jam Studioにできるのは「録音・投稿・コラボ」の3つ。本来アマチュアミュージシャンたちが、それぞれの家や貸しスタジオなどに集まって行っていた「バンド活動」をスマホだけでできるようになる。貸しスタジオといえども頻繁に通えば必要経費はバカにならないし、いざみんなで集まろうとしてもなかなかタイミングが合わないこともある。そんな時も、愛用の機材とJam Studioがインストールされたスマホだけあれば、すぐにセッションを始めることができる。

オンラインでセッションをはじめよう

Jam Studioは何も、すでにバンド活動をしているメンバーをオンライン上に集めて活動を便利にするためのアプリではない。例えば、ギターは弾ける、ドラムもベースも揃ってる、それなのにボーカルがいない! なんて時にはJam Studio上で足りないパートを募ることができる。さらに、自分自身の好きな曲を誰かと一緒に演奏したい、そんな時にもJam Studio上で一緒に演奏してくれる仲間を集めることも可能だ。

普及を加速させそうなSNS機能

オンラインで簡単に友人や世界中のユーザーとセッションができるのがJam Studio最大の特徴だが、それ以外にも音楽活動をより魅力的に変える多くの機能が搭載されている。例えば最大で10分間、ステレオにて8トラックまで録音することが可能だ。もちろん各トラックの音量調整や、パンの調整なども自由に行える。さらにコラボ機能を活用すれば、他のユーザーが作成したトラックに自分の演奏を重ねられるため、手軽に「セッション」ができる。メンバー登録を行えば、限定されたメンバーだけでグループを作成し、作編曲を楽しむことも可能だ。

さらにJam Studioの普及を加速させそうなのが「SNS機能」 。この機能を使えば自分の好きな曲を演奏するユーザーをフォローしたり、気になった楽曲をお気に入りに登録したりすることができる。またアプリのホーム画面には「ギタリスト募集曲」「ビギナーズラウンジ」といった様々なコミュニティが用意されているので、自分のニーズに合わせて使い分けることができそうだ。

音楽活動もギグエコノミーの時代へ

個人が好きな時に単発で仕事を受発注できる、新たな経済「ギグエコノミー」というものがある。クラウドソーシングで、個人が単発の仕事を好きな時に受けることができるのもこの流れを汲んでいる。もともとジャズの単発ライブを表す「ギグ」から生まれた言葉だが、このギグエコノミーのように今後、個人間の能力を組み合わせるような形で最大化していく動きはより多くなっていくはずだ。Jam Studioは音楽活動をしている人にとって、クラウドソーシングのような存在になるかもしれない。

今後はオンラインスタジオで楽曲を制作し、SoundCloudやYouTube上で楽曲を公開するような、全てをオンラインで完結させるという方法がスタンダードになっていくことも十分に考えられそうだ。(Real sound)

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