高度専門人材の「オルタナティブ・ワークフォース」が仕事の未来を変える

ピンポイントで優秀な人材を確保するフォーチュン500企業で、新しいソリューションの導入を監督するために採用されたソフトウェアエンジニア。2つの大企業の合併に際し、従業員関連の問題に対処するために招かれた人事の専門家。壊滅的なデータ漏洩を食い止めるために呼ばれたサイバーセキュリティの専門家。彼らはギグ・エコノミーに属すると言えるだろうか──。彼らが採用されたポジションは永続的なものではないが、その本質を説明するには、ギグ・エコノミーという言葉では明らかに足りない。

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現在日本でギグエコノミーとして一般的に知られているのは、Uber eatsなどスタッフ側にとっては自分の好きな時間に働け、企業側にとってはコストを抑えられ、適切な人材をネット上で確保できるスタイルだと思います。

彼らは「オルタナティブ・ワークフォース(代替的労働力)」と呼ばれ、ギグ・ワーカーや高度な訓練を受けた請負契約業者など、あらゆる独立した働き方が含まれる。現在の経済において、企業が求める人材要件は厳しくなり、それを満たすことがますます困難になっているなか、企業は労働力を構築する新しい方法を模索している。高度なスキルを持つ労働者を特定のポストに採用することによって、優秀な人材を確保し、労働力を合理化して、これまで以上に効果的かつ効率的にプロジェクトを遂行できるだろう。

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高度なスキルが益々求められるのはその通りだと思いますが、多くの企業はそれに投資できる体力がありません。結局何をしているかと言うとシステムやセキュリティは少し詳しいスタッフに任せている状況が多いのではないでしょうか。零細企業ではそれも日々の業務を兼業しながらとなります。なんとか持ちこたえられるのも現場が優秀でしかも頑張ってしまう為、経営者はなんとかなると思ってしまうのかもしれません。ひょっとしたら普段は考えてもいないのかもしれません。

デロイトの調査レポート「グローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド2019」も、代替的労働力は「人材市場が逼迫するなかでも成長し、主流になっている」と指摘する。労働市場は常に変化しやすいが、代替的労働力は影響を受けない。これは、現在の労働市場が短期的なプロジェクトベースの雇用に有利だからというだけではない。彼らは経済環境に関係なく、独自の強みを数多く持っているからだ。そのおかげで、企業は特定のプロジェクトを中心にチームをつくり、状況の変化に応じてそのチームを調整しながら、適材適所の人材配置で生産性を最大化できる。

ネットワークの力を利用する求職者と企業をつなぐサービスは数多くあるが、代替的労働力は優秀な人材同士のネットワークをより重視する。これは代替的労働力の性質によるもので、請負契約はプロジェクト単位で雇用されるため、会社を頻繁に変わる。ここでは労働者と雇用者の双方にとって、透明性と説明責任が不可欠になる。コアクトには、専門性の高いブティック型企業やフリーランサーが、世界中から250件以上登録している。デックは次のように語る。「優秀な人材の多様なプールがあるおかげで、私たちのクライアントはニーズを満たす適切な人材にアクセスしやすい。社内の人材や限られた数のフリーランサーが1つの解決策を提供する、従来のエージェンシー型ではない。さらに、私たちはクライアントが成果物に対して説明責任を果たせるように支援する。

これもネットワーク効果の利点の1つだ」知的なネットワークは拡大し続けるデロイトによると、専門的な人材ネットワークは「20億ドル超のアウトソーシング業務を扱い、世界のあらゆる地域で数億人を雇用している」。急速に変化する経済の需要に対応しようとする企業を、代替的労働力が支え続けていることを考えれば、これらの数字は今後も増加するだろう。結局のところ、代替的労働力は人間関係がすべてだ。情報が集約された知的なネットワークは、彼らを取り巻く環境をできるかぎり健全に保つだろう。彼らのネットワークは拡大を続け、企業はこれまで以上に、専門性の高い一流の人材にアクセスできるようになる。

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この辺り日本の会社では独自ルールやシステムの理解から始まり、会社のやり方に合わせて効果が少なくなってしまう恐れもあるので、高度な人材をいかにうまく使っていく仕組みや制度も必要になってくるかもしれません。ギグエコノミーはまだ単発・簡単な仕事の受発注がメインなので、このような制度がどんどん広まって組織が進化していけば良いなと思っています。

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